ブログ藤子堂

元保育士の失笑系バンドマンです。音楽、漫画、デジタル。時々保育の話など。

【レビュー】わたしのウチには、なんにもない。3 #208

図書館で予約したらまさかの3巻が一番最初に届きました。シリーズ物ですがそんなに違和感なく読めました。




作者さんが自称捨て変態なのはさておき、ここまで振り切れた最小限の物の生活ができるのは、その一つ一つを細かく手入れしたり、愛情を込めているからだろうな、という印象です。

藤子の場合は作中に出てくるNさんと同じで、大量生産品のほうが好きです。そこそこの値段でそこそこの質のやつをそこそこ大事にすればそれなりに使えるし手間もお金もかからないよね、くらいにしか考えずに物を買います。根本的に物イコール消耗品という認識なので、購入や管理のコストが低いやつを回転させていったらええやん的な。


あと、「とにかく家に何もない人」というイメージが強い作者さんですが、本人曰く実は物欲の化身だそうで、その告白に結構なページが割かれています。で、失敗して捨てはる。(このへんの課程は1,2巻で読めるのかな?)

自分の買い方(そして失敗の仕方)を分析するシーンがあるのですが、


成功する買い方
・よく調べて買ったもの
・簡単に手に入らなかったもの(オーダーかけたとか、何年も探していたとか)
・デザイン性だけでなく、機能性もよく、使い勝手がいいもの
・欠点があってもそれを受け入れた上で心から「これ以上のものはない」と思えたもの(手入れが大変でもそれを覚悟の上で買ったもの)


成功する買い方が↑に対して


失敗する買い方
・冷静になれないまま買ってしまったもの

という一点に要約されています。
具体的には4つに細分化されるんですが、

・似合うかどうかではなく欲しいかどうかで判断してしまったもの
・「せっかくここまで来たんだから」とつい買ってしまったもの
・値段がお得でつい買ってしまったもの
・「今買わないとなくなってしまう」と必要以上に焦り買ってしまったもの


だそうです。個人的には「値段がお得で~」という点に関しては思い当たるフシが。特に洋服。値段に踊らされない対策として、いっそ値札見ないで買うのもありかな、と一瞬思いました。そんな高いショップに行くわけでもないですし、ファストファッションブランドの高値なんてたかが知れてますから。

あと興味深かったのは5話。自分の理想像やテーマをはっきりと持つ、ということについて描かれていました。

要するに軸がしっかりしてないからあっちこっちへフラフラして多種多様ないらないものまで買ってしまうというお話です。取捨選択のモノサシが曖昧なわけですから当然なんですが、「自分の理想像をはっきり持つとものが減らせる」という考え方が目からウロコでした。言われてみれば服とか「無難そう」って印象だけで漠然と買い足してるんで、ファッションのテーマみたいなのを考えてみようかな‐と思います。それこそアドバイザーみたいな客観的に見て似合う服を教えてくれるプロに外注出しちゃうとかw